特殊箔技術

これまで金属蒸着タイプの転写箔には、金・銀・銅・クロム・ニッケル・チタン・ニッケルクロム合金などが使用されてきました。これらの製品は良導電性を示し、絶縁破壊電圧はとても低く、高電位差が生じると容易に絶縁破壊を起こしてしまいます。

例えば、300MHｚ～300GHｚにわたるマイクロ波に対して高い電磁波透過性を有し高周波を照射しても、放電、熱収縮、燃焼等の不都合を起こさず、異物金属の混入を検知する高感度金属検出器においても誤認されることがありません。

この特殊金属は高度な技術で真空蒸着されており、従来の金属蒸着ホットスタンピングホイルとほぼ同様の金属光沢を有しています。食品用のラベル紙、包装紙、アパレル用ラベル紙等、応用としてインサートインジェクション加工など、多様なニーズに応えられる商品です。

アフタープリンティング箔の特徴は転写表面にグラビア、オフセット、シルク、フレキソ印刷が可能なため、従来の箔と比較して幅広くデザインを作れることです（推奨インキについては東洋インキ製FDシリーズとなります）。

タイプ：SE86LS（セキュリティー）
被転写体：紙(プラスチックなど)
スタンプ式　UP/DOWN、シリンダー
色：銀色　フィルム(12.16.19.25μ)