Environment
環境への取り組み
私たちの最重要課題
「環境」「安全」のために
ニッカテクノは地球環境保護を、製品の品質向上と費用高効率を志向する経営理念と同様に、企業の取り組むべき重要課題のひとつとして考えております。
当社が日々の業務の中で、重点を置いている環境保護活動を紹介します。
私たちの取り組み
溶剤の処理
私たちの製造工程に必要不可欠な溶剤。フィルムに樹脂を塗るには、液体化して溶かさないといけません。塗料から塗膜になる過程で、有機溶剤を大気中に放出するため、結果として対流圏で連鎖反応を起こし、光化学オキシダントという大気汚染を引き起こします。
ニッカテクノでは、白金触媒を用いて有機溶剤を脱臭したのちにクリーンな空気に変えています。ものづくりには必ず廃棄物は出てしまうからこそ、環境への配慮は必要不可欠と考えています。
半循環型への移行
私たちが扱うホットスタンピングホイルは、ピュアのPET材料で製造されたPETフィルムを使用しており、加工後は廃棄物となります。プラスチック廃棄物の削減が求められる中で、ニッカテクノではフィルムの再利用を図っています。
フィルムの一部を抽出してペットチップに戻したものをフィルムメーカーに渡し、もう一度再利用する。現状では他社との共同での取組み(半循環型)ですが、将来的には当社が利用したフィルムを自社で戻して再利用するという完全循環型のサイクルをめざしています。
SDGsへの取り組み
当社はSDGsへの取り組みに賛同し、環境に対する意識を高く持ち、脱炭素・カーボンニュートラルへの取り組み、健康経営の推進など、責任ある企業行動に積極的に挑戦し、取り組みます。
プラスチック廃棄物削減への取り組みを強化するため、非循環型スキームから脱却し、完全循環型スキーム構築に向けて業界のリーディングカンパニーを目指すべく果敢に挑戦していきます。
産業廃棄物の再生処理
弊社では、株式会社京都環境保全公社と協力し、弊社で発生した廃棄フィルムなどを回収し、固形燃料(RPF)へと変換することで発電用ボイラーの燃料等に再利用しています。
総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減によりCO2削減など地球温暖化防止にも効果があります。
製品と環境保護の関わり
- 01
- CO2排出量の削減
→省エネ活動
- 02
- 廃棄物の削減
→省資源、リサイクルの促進
- 03
- 揮発性有機化合物(VOC)の排出低減
→VOC排出処理装置の設置
- 04
- 土壌、地下水汚染の調査、浄化
→有機化学物質の管理
- 05
- 環境配慮生産技術の促進
→環境にやさしい技術の適応
製品と環境保護の関わり/
環境配慮製品設計の促進
- フロン回収
破壊法対応 - 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律
- オゾン層
保護法対応 - 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律
- RoHS
指令対応 - 電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令
- 化審法対応
- 化学物質の審査および製造等の規制に関する法律
- 原子炉等
規制法対応 - 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律
- ドイツ日用品
規制対応 - 特定アミン類を生成するアゾ染料を含む日用品(アゾ顔料含む)の製造、輸入、販売の禁止の規制
- 環境ホルモン
の疑いの
ある
物質の使用
禁止 - ダイオキシン類やPCB類の他、フタル酸エステル類(プラスチック可塑剤)、アルキルフェノール類(界面活性剤原料等)、ビスフェノールA、数十種の農薬類等
- FDA使用
禁止物質の
使用禁止 - FDA・・・Food and Drug Administraionの略。米国食品医薬品局。日本の厚生労働省に該当する。
- ダイオキシン
の
発生の恐れ
のある物質の
使用禁止
- VOC対策
-
VOC・・・Volatile Organic Compoundsの略で揮発性有機化合物のことです。 WHOでは,大気中に気体で存在する有機化合物のうち沸点が50℃~260℃の物質の総称と定義されています。 光化学大気汚染をもたらす主要な原因物質である, 浮遊粒子状物質及びオキシダントの生成に関与しています。
本社工場 脱臭装置
久御山工場 脱臭装置
- 労働安全
衛生法対応 - 労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的に施行された法律